複数のアーティスト、研究者と共に、周辺の自然環境や身近な生命の循環から、広島を“山と海のあいだに位置する都市”として再考することをテーマに、フィールドワーク、ワークショップ、レクチャー、トークなどの連続プログラムを行いました。
人々が営みを始める遥か前から、悠久の時間を経て隆起し形成された中国山地。その西部に位置する冠山を源流にもつ太田川は、幾多にも分岐しながら山谷、都市の間を流れやがて瀬戸内海へと注ぎ込まれます。古代のたたら製鉄、江戸期の干拓、木材や物資の運搬、人々の生活や文明の発達は、常に山々から流れゆく川や、周辺の生態系と共にありました。3人のアーティストは、それぞれの手付きで、人と自然の関係性について問い直すことを試みます。
山と海のあいだ
山と海のあいだ 